February 11, 2013

【出掛】タンザニア旅行記 6/10

この日は朝5:30に起床しコーヒーを飲んで6:00から
朝サファリに行きます。
ハイエナにも慣れてきて余裕で
夜の時間を過ごせるようになって熟睡できて快適です。



真っ暗の中、車はスタート。
想像以上のサバンナ気候の厳しさを感じます。
かなり寒いです。

暗から徐々に朝に変わって行くセレンゲティは
何かの間違いじゃないのかというほど
綺麗で何も考えないふわっとした時間を作り出します。



暫く、風景を眺めていたいのですが
ドライバーのアブラハムは車を走らせます。

そんななか、昼間にあんまり見ないタイプの動物たちがちらほら。
昨日見たジャッカルをはじめ、像の群の移動 
更には、きのうシルエットを把握できなかったレオパードも
今日はしっかりと見ることが出来ました。






レオパードが木の上を主な生活の場所にしているかというと
これも野生の知恵で獲物や子供を
他の肉食動物に狙われないようにするため
木の上まで持ち上げで食すそうです。

レオパードはとても力がありますが
やはり大人一人ではハイエナの群れから子供を守るのは難しかったのでしょうか。 





その他にも、マサイの起源となった岩場。
ロックハイラックスが遠くを眺めています。
ディグダグではなくディグディグ。
なんかディズニーの映画の主役になっていたようなヤツです。

その他にも像がアカシアの木
(マサイが昔、薬草に使っていた木)をへし折る様子など
野生でないと見ることができない、野生の脅威、
また生命力もふんだんに感じることが出来ました。 


キリンはサバンナで画になります。
動物園は彼らの居場所じゃないというのがよくわかります。
ペットショップの犬猫や、人間達もそうなのではと
アフリカに来て原始的な生活をしている民族達をみて
更にそう思うようになっていきます。


そしてついに、セレンゲティを離れる時が。
この広大なエバーラスティングフィールド
ザ ラストエデンも見納めかとなると
とてもさみしい気分になりました。



セレンゲティのゲートにある大きな岩上から
終わりの無い緑の空間を眺めました。
生きとし生けるものにはこんなに広い空間があるんだと
狭いところにセカセカ住んでるのが馬鹿らしくなるほどです。

俺はこうやって写真を見て、音楽を聴きながら
適当に脳内トリップできる時間があれば
どこででも行きていけるんだと確信しました。 

ンゴロンゴロへの移動中、シンバロックなるものや、マサイの村
セレンゲティとの違いを楽しむことが出来ました。

ンゴロンゴロは火山の噴火で出来た巨大なクレーターです。
つまりクレーターの淵の部分は隆起しています。
ざっと富士山の五合目と同じくらいの高さです。

この日のキャンプはその淵の部分でテントをはることになるのですが
セレンゲティと比べてかなり寒い上
山の天気は変わりやすい。。  

最後の晩餐を終え、各人テントに戻ります。
歯磨きをしようと、外に出た嫁さんが
大きな物体と出くわしたそうです。
何と、ウォーターバッファロー!!
おとなしいですが、子供が狙われると闘争本能を出すらしいです。

常に動物と隣り合わせ。
むしろ、動物達に人間ウォッチングをされているような
マイノリティーな存在になった人間たちが
およばれしているような空間。

そんな事を感じながら
真っ暗で静かなンゴロンゴロの頂上で
夜真上を見ながら頭を無にして、感度をマックスに高めながら
気がついたら眠っていました。