January 29, 2013

【出掛】タンザニア旅行記 5/10


この日はセレンゲティをゲームドライブします。
セレンゲティは千葉、東京、神奈川、埼玉にまたがる関東平野
また四国よりも面積が広いです。
ちなみにアルーシャからセレンゲティのキャンプサイトまでの
430kとは東京から青森のさきっちょくらいまでの距離です。 


だからこその、この大平原。
ここでの朝日は格別です。

綺麗な朝日を横目に、ゴミ箱はズタズタに破壊され
鳥たちが何かをついばんでいました。

昨晩、ハイエナが来たのを、アブラハムに聞く前に確信しました。
しっかりと熟睡していれば、鳥たちがさえずり飛び回っている風景に朝日が被り
単純に感動しただけだったでしょう。 

重めの朝食を軽くとり
この広大なセレンゲティを舐め尽くします。

キャンプサイトをでると動物たちが出る出る。 
インパラ、ぞう、キリンはそこらじゅうにいます。
またセレンゲティの風景とよくマッチして
野生の動物たちの強かさが伝わってきます。








日本の動物園やサファリパークの動物たち
ちょっとしばらくは、かわいそうで見ることができないかもしれません。  

どうやらチーターやレパードは
どんどん減ってきてしまっています。
そのため、野生の個体が見れるのはすごくラッキーなんだよそうです。

そんな状況の中、誰が味方したかレパードもチーターも見ることが出来ました。
どうやら日頃の行いがすごくいいようです。
水牛や、ワニも見れて運がよいです。

チーターには2度遭遇し
そのうち一回は獲物を狙っている時
もう一回は茂みで獲物を食べていました。

チーターは獲物や子供をハイエナなどの他の肉食動物に狙われるため
家族でグループになって、茂みから代わりばんこで見張っていました。

次第にサファリの雰囲気が分かってきました。
大目玉の動物がいるところでは渋滞になっているということです。

その量は明らかに希少性に正比例しています。 
ぞうやインパラに関しては
もはやどの車も止まっていません。。  

一度、昼食をとりに
キャンプサイトに戻ります。
今度はかわいいマングースがゴミ箱を漁り散らしていました。
(かわいいけど、狂犬病をもっています)
警戒心が強いのか、音がなると群れ全体が
一斉に音のなった方向を向きます。それもまたカワイイ。

昼食後、休憩し(その間雨水で洗髪)またゲームドライブへ
また車の行列が!!


木の上にレパードがいるらしいです。

 
双眼鏡で、舐め回すようにソーセージツリーを見るのですが
その前に、なぜアブラハムはすぐに動物がいると分かるのか!!
疑問です。



なかなか
シルエットを把握できませんでした。

日も暮れて、再びキャンプサイトに戻りますが
来た道を違うルートでキャンプサイトへ。
ルートを変えると動物も変わります。
ダチョウとジャッカルも見る事が出来ました。


見た事の無いような夕暮れも体験。


サファリ2日目の晩飯は何と
嫁さんの手料理のチャーハンを頂く事になりました。
コックが是非ジャパニーズメニューを見てみたいとの事

 
晩飯のとき、アブラハムに色々と
スワヒリ語について教えてもらいました。
細かいのは忘れましたが
英語の文法との関連性がとても強いなあと感じました。

木村はMTI KIJIJIというらしいです。
真はKWELI。
良い思い出ですなあ。


その他、イエメンのソコトラ島に生えていそうな木について
色々質問してみたり、キャノンの由来を教えてみたり
宗教の分布や、仏教の由来を話してみたり
充実した時間を過ごす事が出来ました。

まだお礼のメールをしていないので
全てまとめ終わったら、お礼を仕様かと思います。
(スワヒリ語で出来れば良いのですが)

食道からテントに戻るとき
この水平線の終わりから始まる見たことない空の星が
今日で見納めとなると少しさみしい気がしました。 

明日は、早朝からゲームドライブです。

January 26, 2013

【出掛】タンザニア旅行記 4/10


いよいよサファリが始まります。
ツアー会社の方が8時にホテルに迎えに来て
その後ツアーオフィスでドライバー兼ガイドのアブラハムと
コックのエリックと合流。



大まかな日程は
1日目  セレンゲティ国立公園まで移動しキャンプ
2日目  セレンゲティを一日中ゲームドライブ セレンゲティでキャンプ
3日目  ンゴロンゴロコンサベーションへ移動
      クレータートップでキャンプ

4日目  クレーター内をゲームドライブ アルーシャへ

という感じになっています。
つまり新婚旅行で野宿ということです。 
しかもキャンプ場とはいえフェンスはないので、動物は当たり前のようにやってきます。
ワクワクが止まらないまま車はスタートしました。

車窓からのアルーシャの町並みは混沌としています。
この方達はクリスチャンだと。
アブラハムもそうであるように、アルーシャはクリスチャンが多い。

アルーシャの街中までは良かったのですが次第に道路はすべて未舗装に。
セレンゲティまでは400k以上
もたもたしていたら日がくれてしまうということもあり
ドライバーのアブラハムは恐ろしく飛ばしています。

この辺りまではまだ、電線も豊富にあります。


それでも時間のない中、途中タランギーレ国立公園の脇にある
マニャラ湖で下ろしてくれました。
奥の水平線が切れているのがマニャラ湖です。


すでにこの時点で、僕の中での広さの感覚が壊れ始めます。
日本での広いと言われているものを、広いものと思っていては身が持ちません。


途中トイレ休憩で寄った土産屋は恐ろしい程高かったです。
人形一つが平均$100くらいしました。。


あまり良い土産屋じゃないから、無理に買う必要ナシとアドバイス。

カラトゥの街を超え
遂にンゴロンゴロコンサベーションエリアのゲートにまで到着します。

ンゴロンゴロはクレーターの中にはいるのに車一台につき$200
降りずに通り抜けるのに一人$50かかります。
これは全て自然と動物を保護するために使われるそうです。



展望台から、クレーターの中を眺めるポイントでは
息をのまされました。
こんな事があっていいのかという美しさです。




魚眼のレンズでも試したのですが
広さを全くおさめることができませんでした。

ンゴロンゴロの途中で昼飯です。
コックのエリックが作ってくれた昼ごはんをいただきます。
鳥が来るので車の中で食べるようにと。

別のツーリストが2組位いました。
彼らは車の外で食べていて、その様子が
しっかりとみる事が出来ました。



ンゴロンゴロのクレーターを後にし
いよいよセレンゲティのゲートへさしかかります。
入場料は2人で$341。
高額な理由は、ツアー客を制限するのと
自然、動物保護のためです。



セレンゲティとはマサイの言葉で
"never die"だったり"the last Eden(for nature and animal)"
という意味らしいです。
その意味がゲートを抜けるとすぐに分かりました。

僕は、生まれて初めて360°平らな地平線で覆われる感覚に陥りました。
しかも全て、緑。
動物よりも前に、この大平原に心を完全に奪われてしまいまいした。

西からの太陽が強くなってくる頃
ようやく、アルーシャから8時間あまりで
キャンプサイトに到着しました。


飛ばしていたにもかかわらず、ヌーの大移動やハイエナの食事
カバやキリンはもちろん、バブーンや
ライオンまでも見ることが出来ました。
流石百戦錬磨乃運転手感謝です。





夜はコックのエリックが作ってくれた
アフリカ現地とは違う、若干コンチネンタルなディナーを頂きます。
電灯は裸電球2つとの暗い食卓ですが
星が恐ろしい程多く輝き、暗さを全く感じません。


コレも同じく、かつて見た事無い星空でした。
星ってこんなに沢山あったのかと、感動しました。
流れ星もちらほら見ることができました。


夕焼けも美しい。。

テント泊での厳重注意。
晩飯の果物は絶対にテントに持って帰らないこと。
コレを守らないと、ハイエナの餌食になります。
キャンプサイトにはフェンスは無く、動物達は御構い無しに入ってくので
人間だってその例外ではありません。

皆が寝静まった後に、大量のハイエナが鳴きながら
夕食の残飯を漁る音を、ほんの数メートル圏内に感じながら
大自然の中で瞑想しながらサファリの初日を終えるのでした。

January 24, 2013

【出掛】タンザニア旅行記 3/10


疲労のせいか、かなり良く眠れて飛行機疲れは嘘のように回復しました。
部屋の時計は少し遅れていて焦って朝食をとります。
レストランへの通路にホテルのロビーを通るのですが
ツアー会社の方たちはすでに来ていました。

彼らの視線を背中に感じながら
今日泊まるホテルが決まってないのと、荷物が煩わしいのと
いいホテルだったので少しまけてもらいつつ連泊する手配をします。 

晩飯とそんなに違わないラインナップのビュッフェですが
意外とはまったキャッサバとウガリを引き続きいただきました。

ウエイターは朝からものすごく愛想がいいです。
泊まっているホテルでは
サービス料は宿泊料金に含まれているとのことですが
懸命なサービスに対してチップをあげたければどうぞというお知らせを
インフォメーションに書いてあった事を思い出しました。

そういえば、機能の晩飯の時やたら話しかけてくるウェイターがいて
チップなしでの普通に会計した途端に
明らかにテンションが下っていた気が。。

慣れないシステムで、険悪になりかねないのと
どうしても身分感上下感を感じてしまい 
個人的にはチップシステム自体とても嫌いなのですが
まあ郷に入ルということで部屋にルームクリーンの方への2$をおくことに。

俺なんか、人に駄賃をくれてやれる身分じゃねえぞ
といつも腑に落ちない不自然な行動をしているなあと思わずにいられません。



さっさと準備をして彼らと共にツアーオフィスに向かいます。
彼らが迎えに来た口実はアルーシャの街の治安が悪いからだという事ですが。。 

結局彼らのホスピタリティと
自然を大切に商売道具にしていない点が決めてとなり
このツアー会社に決めました。

唯一の移動のない日且つ
サファリツアーも納得の行く日程と価格($1700くらい)に収まり
飛行機チケットを抑えがてら
彼らにアルーシャを色々見せてもらいました。 

実はこの日はザンジバルの独立記念日で
タンザニアの国民休日だったようで行く店行く店全て休みでした。 
もちろん目的の航空券は手に入りませんでした。 

アルーシャの街は活気があり
明らかなツーリストの僕たちはボッタクリの絶好のカモです。
さらに女連れで野郎はカッコつけて金だすかという魂胆でしょうか?



土産物小屋に連れ込もうとするやつ
ツアーはどうだ、うちの方がいいぞと声を張り上げるやつ、
押し売りのやつら。


水を押し売り、さらにチップをせびるやつもいました。
ただこういう輩は、実は計画的で、明らかな新顔の僕らにだけです。
サファリ後の僕らにはほとんど誰も声をかけてきませんでした。

それでも異国情緒あふれる町アルーシャ。
せっかくなので散策してみます。

maize flare。
ウガリを作る為のトウモロコシの粉です。
土産に一つ買いました。


キリスト教の教会


pumaというgas stand..


アルーシャのクロックタワー
カイロとケープタウンの丁度まんなかにあるらしい。

ビアを各ラベル毎色々と購入。


後は、ツーリスト向けのカフェでお茶
サファリ後のホテルの予約
地元のスーパーで酒や土産を買ってホテルでサファリ前打ち上げを。
おそらく、タンザニアのビールは80%は制覇したのでは??



飲んでると外で、結婚式らしき催しが行われています。
新婚旅行で出かけて
外国で結婚式に会うなんて状態です。

軽く酔って来たので、いつ寝てもいい様に
さっさと飯を食べてしまおうと外へくり出します。
もう日も落ちているので、近場の日本食屋へ。


焼き飯の味は若干違いますが
かなりおいしく頂きました。

そういえば部屋でいっぱいやってる時も
よくわからないヤツが菓子を持ってきた気が。。
過剰な程のサービスでした。

明日からはいよいよサファリゲームドライブです。

January 23, 2013

【出掛】タンザニア旅行機 2/10


数時間のトランジットの時間のあと
カタール航空ダルエスサラーム行きのゲートが開きます。
ここからが本番です。
僕ら以外の日本人がいなくなり完全なマイノリティへ変わります。

英語の分からない中国人たちに囲まれるような座席で6時間のフライトです。
しばらくすると、美しい海、見たことのない平原が見えてきました。
遂にアフリカに来たんだと、震えるような好奇心と
訳のわからんドギマギした心理に覆われました。




タンザニア初代大統領の名前を取ったジュリウスニエレレ空港に到着し
よく分からない雑多なビザカウンターでビザを取得。$50でした。
まだ円高なので日本の大使館で¥6000払って取るよりも安く上がりました。 

KARIBUとはwelcomeと同じ意味だそうです。
you are welcomeも同じだと。
語源n

荷物を受け取り、国内線乗り場に向かいます。
従業員用なのかと思わせるような細い通路を言われた通りに進んで行くと
なんと行き止まり!その横には、錠前の壊れた扉が。

ポンと押してみると、そこにはいきなり荷物検査のカウンターがありました。
カモンカモンといきなり言われましたが
日本人の感覚ではこの後直ぐに飛行機の中に荷物をつまれるんじゃないかと感じ
一旦無理やり逆走し空港の外へ。 

とりあえず、フライトの確認とこっちの空港での勝手を把握するため
予約していたプレシジョンエアのカウンターへ向かいました。
すでに現地人ではない人がクレームを付けている様子でした。

驚愕な事に僕らの16:30発の飛行機は
すでに午前中に出てしまったとの事です。
理由は人が集まったから。。凄過ぎます!!!

チケットは正規料金で買っていたので
すぐさま、目的地の近隣のチケットに交換してもらい
よくわからないシステムの空港の中に再び戻ります。

空港の待合場には、僕らの他にも日本人がいました。
どういう縁か、出発の週の月曜日にビザの事で電話した
タンザニア大使館の方がいました。
大使館で働いているけど、タンザニアに来た事無いのと
単純にガイドを頼まれたのが来た理由だそうです。
すぐにポレポレ(slow)な人だとわかりました。

飛行機に乗って1時間
キリマンジャロ国際空港へ。
いきなり風景にトータリーチルしてしまいます。


約富士山の2倍あるキリマンジャロです。
日本人は広さ、高さの感覚に疎いというのが
少しずつ顕在化していきます。



変更になったキリマンジャロ空港につきました。

実は本来の目的の空港はアルーシャエアポートで
キリマンジャロから20Kほど離れたところに位置します。



すでに日が暮れかけています。
アフリカの夕暮れ後は治安が悪くなるといいます。
いそがねば!!

なのでキリマンジャロからはタクシーでの移動になります。
空港ゲートには案の定タクの客引きがいました。

さっさと目的地を伝えてだんまりを決めこもうと思ったのですが
その運転手かなりの話術師。
あっという間に、サファリツアーの営業に巻き込まれてしまいました。
結果としては凄く良いツアー会社を紹介してもらったのですが
この時は、長時間のフライトの後だったので正直しんどかったです。

いわゆる、シティリゾート的なホテルに泊まりました。
個人的にはあまりこういうのに興味が無いですが
初日は疲れるだろうという事で、わりかし居心地良下げなところをチョイス。

ホテルのロビーですでに待機していた
ツアー会社の方から軽くブリーフィングがあり
明日、オフィスにて細かい説明をするとの事で解散。



この日は、無難にホテルの飯(コンチネンタルとアフリカンのビュッフェ)
と軽く一杯やらせてもらって床につきました。


明日は10時から
同じロビーでツアー会社の方が迎えにきます。

【出掛】タンザニア旅行記1/10


それでは、エキサイティングなアフリカ旅行の始まりです。
とはいえ、初日は普通に出勤し夜の便でカタールへ向かいます。

18:45頃の品川発のNEX、東京駅で同じくに
仕事後の嫁と合流し成田へ。
空港へのアクセスの悪さ(多分世界一)に
毎回同じように辟易しながら、無事成田へ。 

24h営業ではない成田空港内の店はほぼ閉まっておりさらに辟易。
税関内のキオスク的な店に外国人向けハイテク炊飯器の山が。。

それでもまあ、そんなことはすぐにどうでも良くなります。


ドーハ行きカタール航空のゲートが開きます。
いよいよ未知の中東との出会いが待っています。
ワクワクしながら飛行機へ搭乗しました。

カタール航空は驚愕のバブリーな飛行機で
さすが石油原産国のパワーだなあとあっけに取られていると
この時はあまり美味しく感じなかった機内食が運ばれてきます。

つまらん映画をあえて選択し夢の中へ。。
気がつくと真夜中のドーハへついていました。



空からの中東の景色はあり得ないほど明るく
またしても石油原産国のパワーを見せつけられてしまいました。

トランジットの時間は2時間程で
そんなに有り余る程ある訳ではないので
静かに時がくるのを待つ事にしました。


行き先を見ても分かるように
カタール航空がドーハを拠点にして世界中のハブになっています。
羽田を同じようにするには、立地的にも全く不可能に思えてきます。

空港内は、よくある外国のdutyfreeの山でした。
もちろんイスラム教国なので空港内にモスクもあります。
何故かBMWやランドローバーの展示も。。
後で知る事になるのですが、何かのプレゼントだった様です。


写真を撮っていたら、偶像崇拝を禁止するイスラム教らしく
やめてくれとの事でしたので、この一枚だけにしておきました。

恐らくこの辺りで、日本での日が変わるポイントでしょう。
という事で、続きは2日めに。