January 26, 2013

【出掛】タンザニア旅行記 4/10


いよいよサファリが始まります。
ツアー会社の方が8時にホテルに迎えに来て
その後ツアーオフィスでドライバー兼ガイドのアブラハムと
コックのエリックと合流。



大まかな日程は
1日目  セレンゲティ国立公園まで移動しキャンプ
2日目  セレンゲティを一日中ゲームドライブ セレンゲティでキャンプ
3日目  ンゴロンゴロコンサベーションへ移動
      クレータートップでキャンプ

4日目  クレーター内をゲームドライブ アルーシャへ

という感じになっています。
つまり新婚旅行で野宿ということです。 
しかもキャンプ場とはいえフェンスはないので、動物は当たり前のようにやってきます。
ワクワクが止まらないまま車はスタートしました。

車窓からのアルーシャの町並みは混沌としています。
この方達はクリスチャンだと。
アブラハムもそうであるように、アルーシャはクリスチャンが多い。

アルーシャの街中までは良かったのですが次第に道路はすべて未舗装に。
セレンゲティまでは400k以上
もたもたしていたら日がくれてしまうということもあり
ドライバーのアブラハムは恐ろしく飛ばしています。

この辺りまではまだ、電線も豊富にあります。


それでも時間のない中、途中タランギーレ国立公園の脇にある
マニャラ湖で下ろしてくれました。
奥の水平線が切れているのがマニャラ湖です。


すでにこの時点で、僕の中での広さの感覚が壊れ始めます。
日本での広いと言われているものを、広いものと思っていては身が持ちません。


途中トイレ休憩で寄った土産屋は恐ろしい程高かったです。
人形一つが平均$100くらいしました。。


あまり良い土産屋じゃないから、無理に買う必要ナシとアドバイス。

カラトゥの街を超え
遂にンゴロンゴロコンサベーションエリアのゲートにまで到着します。

ンゴロンゴロはクレーターの中にはいるのに車一台につき$200
降りずに通り抜けるのに一人$50かかります。
これは全て自然と動物を保護するために使われるそうです。



展望台から、クレーターの中を眺めるポイントでは
息をのまされました。
こんな事があっていいのかという美しさです。




魚眼のレンズでも試したのですが
広さを全くおさめることができませんでした。

ンゴロンゴロの途中で昼飯です。
コックのエリックが作ってくれた昼ごはんをいただきます。
鳥が来るので車の中で食べるようにと。

別のツーリストが2組位いました。
彼らは車の外で食べていて、その様子が
しっかりとみる事が出来ました。



ンゴロンゴロのクレーターを後にし
いよいよセレンゲティのゲートへさしかかります。
入場料は2人で$341。
高額な理由は、ツアー客を制限するのと
自然、動物保護のためです。



セレンゲティとはマサイの言葉で
"never die"だったり"the last Eden(for nature and animal)"
という意味らしいです。
その意味がゲートを抜けるとすぐに分かりました。

僕は、生まれて初めて360°平らな地平線で覆われる感覚に陥りました。
しかも全て、緑。
動物よりも前に、この大平原に心を完全に奪われてしまいまいした。

西からの太陽が強くなってくる頃
ようやく、アルーシャから8時間あまりで
キャンプサイトに到着しました。


飛ばしていたにもかかわらず、ヌーの大移動やハイエナの食事
カバやキリンはもちろん、バブーンや
ライオンまでも見ることが出来ました。
流石百戦錬磨乃運転手感謝です。





夜はコックのエリックが作ってくれた
アフリカ現地とは違う、若干コンチネンタルなディナーを頂きます。
電灯は裸電球2つとの暗い食卓ですが
星が恐ろしい程多く輝き、暗さを全く感じません。


コレも同じく、かつて見た事無い星空でした。
星ってこんなに沢山あったのかと、感動しました。
流れ星もちらほら見ることができました。


夕焼けも美しい。。

テント泊での厳重注意。
晩飯の果物は絶対にテントに持って帰らないこと。
コレを守らないと、ハイエナの餌食になります。
キャンプサイトにはフェンスは無く、動物達は御構い無しに入ってくので
人間だってその例外ではありません。

皆が寝静まった後に、大量のハイエナが鳴きながら
夕食の残飯を漁る音を、ほんの数メートル圏内に感じながら
大自然の中で瞑想しながらサファリの初日を終えるのでした。