準備ができた頃には、民宿の前にガイドさんが来てくれていました。
屋久島をとても愛す人で、たくさん興味深い内容の話をしてくれました。記憶しようとしましたが、 細かいところは忘れてしまってこのポストを書きながら思い出せればと。
流石の4時起きはハードコアすぎたのか
登山口に行く車の中では爆睡してしまいました。
途中の2組のカポーが今日の登山の一緒に登るメンバーとして乗ってきた以外は全く記憶がないです。
登山口は おびただしい数の人でした。
ゴミや人が増えることでの環境汚染を真っ先に考えてしまうほど多かったです。
その心配は、ストイックなガイドさん達や、わざわざ屋久島で登山をしようとやってきた人たち共通認識だったようで、登山者はすごく緊張感がありました。
富士山のように我らがオアシスがなってんsならないのです。
登山口までは一般車は入れないようにする徹底ぶりでした。
登山が始まるとすぐに僕はかつての記憶を凌駕する大自然を目の当たりにしました。
倒木ご何年も立っている杉の上に着床するシダ植物や、湿原気候で生息する食虫植物の群、太陽の方へ光合成しようと必死に枝を伸ばそうとする木々。
瞬間的に1人になれるならなりたい、それで同化するほど瞑想したい欲求にかられます。
トロッコ道が終わると、本格的な登山道に入ります。
登山道の入り口にはトイレと湧き水がありました。
トイレは消毒を使わずに細菌で分解する様で
臭いは卒倒するほどきつかったですが
本来こういうものだと精神的に理解するとなんてことなくなりました。
湧き水は信じられないくらい澄んだ味でした。
屋久島の水はミネラル分が限りなくゼロに近い軟水で
雑味や腐敗進行もとても遅いそうです。
実際にこの水で飲む焼酎は他の追従を許さないうまさでした。
屋久島は 火山でできた岩で、本来土が滞留できる地盤ではなかったそうで
そのため栄養分の多い土で育った杉の年輪はとても目が細かいそうです。
それが屋久杉の特徴だと言われています。
要は栄養が少ないから育ちが遅いというわけです。
本格的な登山道を登るとまずやってきたのがウィルソン株。
名前の由来や株の中から見上げるとハートに見えるということ以外は記憶に無いです。
いわゆるカポーが楽しむところですね。
株の中にとても綺麗な水たまりがあったのですが、
ガイドさんは飲んではいけないとのこと。
登山道以降トイレがないために
野で用を足す人がいるため水質汚染が少しあるとのことでした。
すでにあたりは、震え上がるほどの自然にかこまれています。
縄文杉までの道中、ランドマーク的にいくつか杉をピックアップしていましたが、
すでにそれらが目立てないほどの大自然です。
もっというと縄文杉まで色褪せるほどの、サラウンディングスですよ。
縄文杉の前で写真を撮りましたが、これは無事に登頂できたという意味合いが強いかもしれません。
下山はあまり記憶に無いです。
見納めかもしれない、夫婦杉に多めにご利益をもらっていった事くらいしか記憶に無いです。
ガイドさんは最後まで親切に、買い物事情の若干不便な屋久島のスーパーによってくれなした。
一期一会になるかもしれませんが一生恩と顔は忘れることはないと思います。
民宿では宿泊者全員での飯です。
埼玉の工務店が社員旅行で来ていて、屋久島の露呈風呂の星が最高なことや
戦時中の特攻隊が失敗して屋久島沖に墜落した時に
ウミガメの卵を食べて飢えをしのいでいたことを聞きました。
ウミガメの永田出身の民宿の笑顔の素敵なおばちゃんも頷いていました。
しかし何でも明るく話してくれます。
家族の不幸や、ドロドロしたものもすべて。
色々スーパーで買ったものがもったいないのですが、
酒も入りあまりの睡魔にまけてしまいました。
もちろん開封したものはすべて食べましたが。