October 7, 2012

【日常】結婚式(1)

遂に、僕のような人間でも結婚してくれるという
奇跡のような人に巡り会う事が出来ました。

先日の、2012年9月29日
東郷神社にて結婚の儀を執り行いました。



集合は昼の3:30
要は、夕方からの式です。

嫁と一緒に会場へ向かう時
前日に搬入できなかった荷物を片手に
いつもと変わらない井の頭線の車内。
不思議と緊張感が消えていきます。

会場に着くと
嫁のメイクが始まります。
相性の問題で直前にチェンジした美容師さんです。
手際も、人間性も場慣れが培ったものだと
一目で分かるようにベテランさんで大変助かりました。

打合せと同じテンションで
ブライズルームに入ってきて
いつもと同じように仕事をする。

何しにきたのか分からなくなるくらい、ナチュラルでした。

僕も、和服with防弾チョッキのようなインナーを着せられて
暇無く庭での撮影になりました。
緊張している訳ではないですが、妙に表情が硬くなってしまいました。
上を見ると、すでに到着しているゲストがちらほらと。

その足で、親族紹介室で両親と対面します。
相手方の親族と一つ同じ部屋で僕らを待っている
両親は緊張していた事でしょう。

衣装で登場した時は、
嫁の両親は、白無垢を来た娘の醸し出す、嫁入りの現実に感激したのではと
その時の写真を手前にして、今では少し感じる事が出来ます。

福岡から来た僕の親族と、嫁の関東の親族
良い意味で、空気感が分かりやすいくらい違いました。

式が始まります。
庭参進からの本殿での式です。
大雨続きだったのが嘘のように晴れ上がってくれた御蔭で
庭では、かがり火が綺麗に焚かれます。
何を隠そう、夜の式にしたかったのは篝火参進の為なのです!!

神社での神前式は出た事は無く
段取りもあまり理解できないまま、それでも震える程の緊張感も無く
そわそわした気分で始まりました。

本殿の中は、暑いようなひんやりとしたような
張りつめているのか、緩んでいるのか
僕ら以外に誰かいるのか、いないのか
まったく感じる事の出来ない無垢な空間でした。
それでも集中力だけは研ぎすまされていたような気がします。

式の段取りはどんどん進んでいきます。
みんなの前で結婚の誓いの文を読み上げるという誓紙奏上。
要は、チャペルでの"貴方は事人を...はい、誓います"という下りを
全部読み上げるというものです。

まあ、緊張で声が裏返るんじゃないかとか
3ケタくらいかむんじゃないかとか
色々思いましたが、ぱしっと言う事が出来ました。
会場の緊張感が増したのも分かりました。

式に参列して頂いた方達は
みんな、サシで飲める人たちだと勝手に思っています。
おかげさまで大船に乗る事が出来たのでしょう。

無事に杯も飲み干し
本殿前で記念写真も撮り終え
嫁は少し派手な衣装に着替えて、披露宴へと進んでいきます。
どうやら、やっと緊張してきたようです。

(2)に続く。