全然うまくまとまりません…
とにかく、聖書のような本でした。
主人公は、吉田松陰、高杉晋作、2人の革命家です。
幕末において、松蔭と晋作の、結晶のような狂人が
維新という革命をなしていくという物語です。
よって主人公は途中で入れ替わります。
まずは松蔭編の感想です。
松蔭とは、とても誰に対しても優しく
人のいい面のみを見ようとし、そしてそれを引き出そうとしました。
そういう、お母さんみたいな優しさを持っています。
その松蔭は、萩(山口県)にて松下村塾を営みます。
そこに、高杉、伊藤、井上などが入ってくるわけです。
松蔭は、自らの革命の思想の純度を結晶化していました。
心はとても過激な人でした。
思想の純度を高めるには、自らを"狂"とするしかないと言いっています。
そうしない限り、思想は虚であると
そして彼は狂ったように思想を実行し
法度に触れ無残に殺されてしまいます。
死の前に、弟子に7つの詩(教訓)を贈ります。
それを引き継いで、結晶化させるのが後半の高杉晋作になります。
さらに両親に、親より先に死ぬことを後悔する詩を贈っています。
死の間際に狂が、人間の感覚に戻ったのでしょうか?
作中の名言は多すぎて、とてもこんな便所の落書きのような場所に
載せれる量ではありませぬ。
自分の考えに、純粋にまた純度を高めない限り
清潔さと、濃厚な人間性は生まれないんだと感じました。
とにかく、自分の軽薄な部分を戒めようと
松陰先生の言葉の数々から、深く感じてしまいました。
後半へ↓