最近司馬遼太郎先生の『花神』に夢中になっているとは
前にも書きました。
内容に少し触れてしまうテーマなのですが
主人公の大村益次郎a.k.a村田蔵六はお医者さんです。
ある日(ちゃんとした意味のある日)
蔵六は実験のための、執刀のチャンスを得ることが出来ます。
この時代、メスを入れる機会はほとんど無く
死刑の後の罪人の体が、医学のために使われたそうです。
罪人以外を解剖することがないので
女性の解剖はほとんど無かったらしいです。
産医の発達は、著しく遅れていました。
今回は女性の罪人です。
当日、場所は刑務所の近くの川沿いの広場で行われました。
たくさんのギャラリーが集まって、蔵六を取り囲んでいます。
産医の育成のため蔵六は、全て自分の知識の範囲内で
あわてることなく、幹部を取り出しては
名前を読み上げる事を繰り返していました。
それをふと見た桂小五郎は
彼一人の存在によって
その場の空気に、自然と胆力が備わっているって言いました。
要は、男がほれ込んでしまうほどの
自信に満ち溢れた、振る舞いだったということでしょう。
僕は、男は胆力でもって空気を作るのが仕事だと思っています。
ということは、僕は後何山越えなければいけないのでしょう。
完全に影響されていますが
変な行動をしても愛嬌だと思ってください。