頻繁な更新ですが
今インダbathで読み終わりました。
ついに西南戦争が始まってしまいました。
薩摩は明治新政府に対する怨念から戦争をするというよりも
大久保利通、川路利良に対する恨みを戦争の口実にします。
薩摩の士気は異常に高く、新政府軍とは比べ物になりません。
新政府軍のマジョリティーは農民です。
ただし、圧倒的な兵力と火力で
勝敗はフタを開けてみないとわからない状態でした。
はじめに薩摩は熊本鎮台を狙います。
そして執拗にこだわります。
たいした戦略も無く、子供のようだったと作者は分析してます。
そこが分かれ目になりました。
思いのほか戦争が上手くいかないのです。
新政府軍は、戦争の仕方がわからないため
乃木希典や児玉源太郎が1~10まで支持をするのですが
薩摩はほとんど軍幹部(私学校党幹部)からの具体的指示は無く
個人の裁量によるところが多かったのです。
そのためチームワークが乱れ、上手く事が運べなくなってしまいます。
西郷を神格化しあがめるがゆえ
思い通りに行かない、中村半次郎達薩摩軍を
今度は熊本目指して新政府軍が南下してきます。
9巻はついに激戦"田原坂"です。
今では熊本の市民マラソンのコースにもなっているアソコです。
ついに士族の世が終わってしまうのか
そのサムライの思想と共に…