ついにここまでやってきました。
西南戦争の火蓋が斬って落とされました。
具体的にこの巻では、その戦争開始までの流れが書いてあります。
簡単な流れとしては
警視庁が西郷を警戒して薩摩にスパイを送ります。
もちろんスパイに選ばれるのは同じ薩摩の人間です。
もともと九州の最南端という立地のため
秘密の多い薩摩は、スパイにも半端なく敏感で
捕まえてお前は何をしに来たんかと問い詰めます。
急に東京の警視庁からこんな時期に
戻ってくる事がとてもあざとく感じたんでしょうね。
このスパイは西郷を暗殺しに着たんじゃないんか?
と勘繰りを入れ気の早い私学校の学生が
ならば先手を打たねばと新政府の施設に特攻してしまいます。
アチャーやっちゃったねって奴です。
薩摩側としてもまだ時期が早いと感じたと思いますが
もう手を出してしまったら、引くに引けません。
こうして西南戦争がはじまったんですね。
めっちゃアガって来ました。
同じ薩摩人同士での戦争の渦中、どういった気持ちで
同じ釜の飯を食べた友人たちと戦うのでしょう。
自分に置き換えたら、東京の人間として
福岡と戦争するということですよね。
日本最後の内戦はとてつもない悲劇になることでしょう。